これまで以下の通り、スターアライアンス世界一周航空券を発券できたところまで書きましたが、このチケットは日程的に詰まりすぎで、エコノミーの区間もあったため、日程やクラスを変更するつもりでした。
しかし、日程変更しようと思っても、なかなかハードルが高く、結果として特典航空券を取り直しました。以下ハードルの高さを3項目に分けて解説します。(大事なポイントは太字にしました)
<目次>
1.私が予約発券した特典航空券の条件の厳しさ
2.ANA電話窓口の繋がりにくさ
3.ファーストクラスでの経路の難しさ
1.私が予約発券した特典航空券の条件の厳しさ
まず私の旅行は、①ANA特典航空券、②世界一周、➂ファーストクラス、④夫婦2席、という条件でそう簡単には予約発券できませんでした。
①ANA特典航空券:JALと比べてANAの特典航空券は取りにくいことで有名です。
②世界一周:通常の往復航空券より世界一周の方が追加されているルールがあります。特に予約する際にネックとなったのが、最初の出発日から最終便出発まで10日以上というルールです。また、特典世界一周航空券では空席待ちは出来ず、世界一周全ての経路で予約できないと発券できません。
➂ファーストクラス:ファーストの就航路線は少ない上に、ファーストクラスの特典枠はそもそも特典開放されていなかったりハードルが高いです。
④夫婦2席:ファーストクラスの特典枠は1~2席ということが多く、2席予約するのが大変です。
2.ANA電話窓口の繋がりにくさ
世界一周特典航空券の予約は、インターネットではできず、ANAデスクに電話するしかありません。ここに時間を費やして一番苦労しました。
私は平SFC会員なので、SFC専用デスクに電話していて、以下のページで待ち時間が分かるのですが、表示された時間より実際は長かったり短かかったり参考程度でした。
スーパーフライヤーズデスク|プレミアムメンバーサービス|ANAマイレージクラブ
私の経験では、大体以下のような待ち時間傾向です。
- 0~5時:深夜で繋がりやすいと思いきや待ち10分から1時間以上とバラバラ
- 5~8時:比較的早く(30分以内)繋がる
- 8~9時:8時過ぎだと表示される待ち時間が多いが実際には早く繋がる
- 9~24時:1~2時間待ち
ここから学んだ経験則としては、どうやら8時台前半に米国予約デスクから日本予約デスクに切り替わり、オペレータ人数が増えて、早く電話が繋がるのではないかと思います。2024/10/7は、8:30の時点で1時間以上待ちで電話したら、5分も掛からずに繋がりました。
スターアライアンス特典航空券の空き状況は、以下ページで確認できますので、私は世界一周の全区間の空席を確認した上で電話を掛けるようにしてました。
ただ、上記では1日毎に検索する必要があり、ANAデスクに電話すると期間内を一括して検索してくれるので、自分で検索する手間は減ります。(とは言え、ある程度空いている経路にあたりを付けていないと、電話では混沌としてしまいます)
3.ファーストクラスでの経路の難しさ
私は20年以上前にスターアライアンスのファーストクラス世界一周航空券(特典ではない)で、東回りでアジア・北米・南米・欧州を旅行したのですが、その頃に比べるとファーストクラス路線が減ったように思います。また、旅行の計画を立てるにあたって、ファーストクラス就航路線を調べようにもGoogle flightやSky Scannerなどで個別に検索をかけるしかなく苦労しました。なので、自分で以下のようなファーストクラス就航路線図(スターアライアンスの主要路線、北半球のみ)を作成してイメージアップしました。
そして、経路を決めるにあたっては上記②のルールの通り、世界一周全ての区間に空席がないと予約ができないため、ファーストクラスの空席で経路を繋げるのは実質不可能です。次の記事で詳しく書きますが、結果として私の場合ファースト1区間、ビジネス5区間という経路で妥協するしかありませんでした。
また、上記②のルールの通り10日以上である必要があり、特典航空券(特にファーストクラス)は、予約開始する355日前(ANAの場合)にはほとんどの枠が埋まってしまいます。つまり帰国便(最終区間)は355日前の9時にANAデスクに電話すれば空席が取れるかもしれませんが、その10日以上前の出発便の空席を見つけ、途中経路を含めた全区間に空席が無いと世界一周の予約ができません。
次のブログで、私が予約した経路や予約変更ルールについて書きたいと思います。
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“世界一周旅 計画準備編④ 世界一周特典航空券の予約は難易度高すぎ” に1件のコメントがあります