米国でのレンタカーを安く便利に(Hertz Gold Plus)

今回は、米国でレンタカーを便利に安く借りる方法について紹介します。
1.Gold Plus会員になるには?、登録の注意点
2.さらに上級会員になるには?、登録の注意点

前回2023年10月の旅行ではロサンゼルスで17日間レンタカーを借りました。Travelocityで一番安かったFOXレンタカーを使ったのですが、借りたカムリは4万マイル以上走っていて傷も多く、安いなりという感じでした。

過去にはHertzで何度か借りましたが、カウンターが混んでるというイメージが残っており、大手の安心感(車も新しい)はありましたが、何となく避けてました。私と同じ時期にHertzを使った友人からも並んだ話を聞いたのですが、その際に列に並ばない人がいることを聞いて、Hertz Gold Plusのことを思い出しました。これに会員登録すると以下画像の通り、列に並ばずに直接レンタカーに行って、キーを回せばすぐに出発できます。(駐車場出口で免許証などを確認されます)

Hertzホームページより                  

この会員登録はHertzのホームページで以下の入力をするだけです。

Hertzホームページより 

注意点:この画面でクレジットカード番号を入力しますが、私がVisaカードを入力したところ、デビットカードと認識され会員登録できませんでした(2枚のVisaともダメでした)。American Expressだと、問題なく会員登録できました。クレジットカードは後で変更できるので、まずは色々なクレジットカードを試されることをオススメします。

この通常のGold Plusより、さらに特典が増えた上級会員もあります。

Hertzホームページより 

とは言え、上級会員になる条件である「年間10回や2000ドル」はハードルが高いですよね。ここで、日本で持っているクレジットカードが役に立ちます。色々なクレジットカードで、この上級会員になる特典が付帯しているものがあります。私の場合は、以下の三井住友カードを持っていたので、入会と同時にFive Starになることができました。(以下の対象カードに含まれていなくても、三井住友カードの優待番号を入力することで特典料金が利用可能です)

三井住友カードホームページより

注意点:上記Five Starになるためには会員登録の際に、優待番号(CDP)を入力する必要があり、その優待番号は三井住友カードに資料請求しないともらえません。また、会員登録後にすぐFive Starにはならず(ホームページに記載あり)、私の場合はHertzに連絡して即日Five Starにしてもらいました。

この上級会員になると使える特典が「Ultimate Choice」です。

Hertzホームページより 
 

Hertzの駐車場で、指定された区画にある多くの車種の中から好きな車種を選んで、そのまま出発できるというものです(通常会員の場合は、車が事前に指定されている)。車好きには堪らないですよね~。4月にロサンゼルスでどのような車種があるか見てきます。

また、以下のような特典もあります。

  • 特別優待料金で予約可能
  • 1ドルごとにポイントが貯まり、950ポイントで1日レンタル無料などに利用可能

優待料金については、私がTravelocityやTrip.comで探した複数レンタカー会社より安い料金が出てきました(米国19日間スタンダードクラスで700ドル)。ポイントについては、950ドル使って1日レンタル無料($50ドル程度)なので、おまけ程度ですね。

以上、備忘録的に書きましたが、実際に借りた感想なども後ほど追記しますので、またご覧ください。

海外利用する際にお得なクレジットカード

今回、アメリカ旅行でクレジットカードを多く使いましたので、3種類のカードについて為替レートやポイント獲得などの比較をまとめておきます。

  1. セゾン プラチナビジネス アメリカンエクスプレス
  2. 三井住友 プラチナプリファード
  3. IDEA(イデア)カード
  4. 手数料、為替レートの実例
  5. 一番お得なカードは?

1.アメリカンエクスプレス ビジネス・プラチナカード

私は今年に入って会社を設立してセゾンのプラチナビジネス アメリカンエクスプレス(以降AMEXカード)を使い始め、旅行前の航空券予約などで使っていました。このカードは、プライオリティパスが無料で付いてくるので、7月にバリ島に行った際のシンガポール乗り継ぎでは、複数のラウンジが使えて重宝しました。年会費は22,000円ですが、初年度無料です。年間200万円使うと翌年の年会費が半額になっていたのですが、来年から廃止されるのが残念です。

このカードは、基本1%ポイント還元ですが、セゾンマイルクラブに加入すると以下両方が貯まり、計1.25%ポイント還元です。

  • 1,000円利用毎に、JAL10マイル(10円相当)
  • 2,000円利用毎に、永久不滅ポイント1ポイント(5円相当)

JALマイルに還元する場合には永久不滅1ポイントが2.5マイルに交換でき、計1.125%(100万円で11,250マイル)もらえますので、JALを使う方には非常にお得です。1マイルを2円相当だとしても、2.25%の還元になります。(Cクラス特典航空券に替えれば1マイル4円以上になりますよね)


2.三井住友 プラチナプリファード

三井住友Oliveのポイント特化カードをして始まったプラチナプリファード(以降SMBCカード)で、SBI証券への積み立て5%ポイント還元(毎月上限5万円2500ポイント)に惹かれて加入しました。年会費は33,000円ですが、SBI証券だけで年30,000ポイント還元で、さらに年400万円で40,000ポイント還元で大きく元が取れます。

外貨決済の場合はプラスポイントもあり、以下の通り計3%ポイント還元です。

  • 100円利用毎に1ポイント
  • 外貨決算の場合、100円利用毎に+2ポイント

この3%は、クレジットカードの中でも一番です。これを知ってからは、海外での利用だけではく、日本で外貨建てで支払いする際も、SMBCカードを使うようになりました。ちなみに、2023年10月利用分は以下の通り。約123万円使って1%の12,355ポイント、リボ払いで0.5%の+6,177ポイント、さらに外貨決済で約27万円使って2%の+5,484ポイントつきました。リボ払いは、数百円でもリボ支払いが残っていると月の支払い全体が+0.5%となります。リボ払いの手数料は数円で、支払い全体の+0.5%のポイントが付くので絶対お得です(このやり方はネット上でお調べください)。


3.IDEA(イデア)カード

私は今回の旅行では、上記AMEXカードとSMBCカードを使ったのですが、旅行直前にIDEAカードの存在を知って年会費無料ということで申込ました。こちらは、アプリに利用目途を登録して目的達成に向けて貯蓄をするような使い方なのですが、クレジットカードで入金ができ、しかも外貨決済手数料が無料という特長があります。

デフォルトではリアルカードは発行されず、アプリ内にカード情報が表示されるので、今回の旅行ではオンラインでのチケット発行等に利用しました。カード発行には900円かかるのですが、その後発行無料キャンペーンをやっていた時にリアルカードも作りました。

アメリカのモーテルに泊る際は、事前にTravelocityなどで予約した場合でも現地でデポジットとしてカードを求められる事がありました。上記2.のSMBCカードはナンバーレスでカードに番号が書かれていないので、受け付けてもらえませんでした(ホテルではカード番号を手入力している)。このような場合でも、IDEAのリアルカードを発行しておくと安心です。


4.手数料、為替レートの実例

以上が3つのカードの概要ですが、ポイント還元だけでなく、外貨決済の際の手数料、為替レートも大切です。公式ページ等で調べると、以下の情報が書いてあります。

  • AMEX 為替手数料2.0%
  • SMBC(VISA) 為替手数料2.2%
  • IDEA 為替手数料無料(※)

(※)私が2023年10月に米国で利用した際は確かに為替手数料無料で、11月にIDEA公式ページを見ると手数料無料の記載が見つかりませんでしたが、Travelocityでの予約では手数料無料になってました。

最終的に、為替手数料も含めた請求時の為替手数料を私の実例で見てみましょう。決済と請求のタイミングが違ったりして厳密な比較はできないのですが、為替レートが150円前後で安定していた週での例です。

1.AMEXカード

  • 10/13 ホテル 152.82円
  • 10/16 ホテル 152.78円

2.SMBCカード

  • 10/13 レストラン 153.084円(同日のガソリンスタンド、レストランも同値)
  • 10/16 レストラン 153.128円(同日のガソリンスタンドも同値)

3.IDEAカード

  • 10/11 チケット 149.09円
  • 10/22 ホテル  149.99円(同日の他ホテルも同値)

以上の通り、AMEXとSMBCを比べると、AMEXの方が為替手数料が0.2%(約0.3円)分だけ安くなっています。AMEXは請求時の為替レートは公表してませんが、VISAと同様のようです。

また、IDEAは、はやり為替手数料が掛かっておらず、2%(約3円)程度安くなってます。


5.一番お得なカードは?

以上を踏まえると、クレジットカードがお得な順は以下となりました。(SMBCのリボ払いは使わない前提)

1位:IDEAカードにSMBCカードからチャージして利用(プラス1%ポイント相当)

   SMBCカードチャージで1%ポイント還元、外貨決済手数料0%

2位:SMBC(VISA)カードを利用(プラス0.8%ポイント相当)

   外貨決済利用で3%ポイント還元、ただし外貨手数料2.2%

3位:AMEXカードを利用(マイナス0.75%ポイント相当)

   外貨決済利用で1.25%ポイント還元、ただし外貨手数料2.0%

1位の使い方では、SMBCカードの年間利用40,000(最大)ポイント還元も使えますし、IDEAに入金しておけば月平均残高に対して年率2%のボーナスも付きます。いつまで、外貨手数料無料が続くか分かりませんが当面、SMBCカードでチャージしたIDEAカードを使っていこうと思います。

アメリカのガソリン価格と燃費(2023日食・絶景旅行)

今回のアメリカドライブでは、Foxレンタカーで借りたカムリで2900mile(4640km)運転しました。アメリカでガソリン高騰しているのは聞いてましたが、Los Angelesからドライブを始めると予想以上のガソリン価格を目にしました。

私は2000-2002年にカリフォルニアに住んでいて、当時の最安値は97セント/ガロン、一番高くても3ドルちょっとでした。(以下は2001/12/30、Santa Barabaraにて)

それが今回、Los Angeles空港からSanta Monicaに向かう途中のガソリンスタンドでは軒並み6ドル台!(以下は2023/10/1、Snata Monicaにて)

今回見た一番高かったのは、レギュラーで6.99ドル/ガロン、リッターに換算すると何と277円/リッターです!アメリカのガソリンが日本より高くなる日が来るとは思いませんでした。(以下2023/10/3、Santa Barbara Paseo Nuevo近くにて)

日本以上にアメリカではガソリンスタンドでの価格に差があるんですよね。上記ガソリンスタンドの数分先には1ガロン当たり1ドル以上安いスタンドがあったので、こちらだと10-20ドル安くあがります。

(以下2023/10/3、Santa Barbara Turnpikeにて)

さらにガソリン代を節約するために、私は極力Costcoでガソリンを入れてました。周辺より10-20%安く、どこのCostcoでも行列でしたが、わざわざ行く価値があります。行列は長いのですが、日本と同様に1列に3~4基のノズルがあって、場所によっては6~10列の規模なので割と早く進みます。

給油する際には最初にCostco会員カードをスワイプするのですが、日本で作ったカードは認識されず、その都度店員さんに来てもらって店員カードでスワイプしてもらう必要があります。(International Cardだと言うと、すぐに分かってくれてスワイプしてくれます)

Costcoのガソリン価格は州によって違います。(逆に私が訪れた範囲では、州の中は均一料金でした)

今回、2023年10月時点の価格は以下の通りでした。

  • California 4.999ドル
  • Nevada 4.359ドル
  • Utah 3.859ドル

なので、州境では安い方で入れるようにしてました。Las VegasからBryce Cabyon方面に行くときは、ユタ州に入ったSt. GeorgeのCostcoで給油するのがお得です。

今回ドライブしたカムリは、8速ATで時速65マイル(104km/h)で1600rpmという低回転型で燃費が良く、ハイウェイでは40-45mpg(リッター17-19km)で走れました。今回の総平均燃費は以下でした。

2900mile÷77.8ガロン=37mpg(リッター15.8km)

アメリカで長距離・長時間運転したので、今回日本に帰ってきて3週間ぶりに自分の車を運転した際は、かなり違和感がありました。カムリで慣れた軽くて細いステアリングから重いステアリングに抵抗がありましたし、カムリの足踏みパーキングブレーキのつもりで何度も左足を踏み外してしまいました。

来年4月からはニューメキシコ、テキサス方面も走るので、レンタカー含めた車情報を改めてまとめたいと思います。

(今回のレンタカーは以下に書いた通り余計な保険に入ってしまった感じです)

2023アメリカ絶景・金環食旅行1日目(Santa Monicaビーチ)

(その他、アメリカドライブ動画は以下からご覧ください)

innoutbuff – YouTube

2023アメリカ絶景・金環食旅行17日目(ロサンゼルス空港、旅行費用)

この旅も最終日となりました。体調を崩すこともなく、天気も毎日快晴で、ラッキーな旅でした。17日目はロサンゼルス空港(LAX)に行くのみです。Google Mapを見ると、OntarioからLAXまでは一部渋滞しているので、早めにホテルをチェックアウトします。

I-605からI-105に入って、途中渋滞してますが、2人以上乗車専用レーンHOV(High Occypancy Vehicle)が使えるので、スムースに進みます。

HOVは早く進んで便利なのですが、分岐する時や高速を降りる際に、一番右側のレーンに行くのに3車線や4車線を跨がないといけないので早めの準備が必要です。(幹線道路への分岐の場合には、HOVレーンからそのまま分岐できることもあり)

空港近くのFOXレンタカーに到着し、Car Returnの標識に沿って進みます。返却はカウンターに行く必要はなく、その場で係員にチェックしてもらうのですが、その際キズがあることを指摘されました。しかし、これは借りる際からあったキズで車をチェックアウトする際にもキズがあることを申告したことを説明しました。そして、事故状況を記載した紙に、以前からあったキズであることを記載して、サインして返却完了になりました。

レンタカーや燃費等については、別ブログで詳しく書きますが、この17日間で2900mile(4640km)走行しました。旅を共にしたカムリの写真を最後に撮るつもりでしたが、返却のバタバタで忘れてしまいました。残念。

LAX空港は5年前に使った際は、セキュリティでかなり並んだ記憶がありますが、今回は数分しか並びませんでした。出国審査は無いので、セキュリティ通過して、すぐにStar Allianceラウンジへ。5年前は、ここで10時間以上過ごしたこともあり、勝手は良く分かってます。昼前後でアジア便出発するため結構混んでるので、屋外へ。飛行機が見えて、気温22度で快適です。

帰りのシンガポール航空は隣が空いていて快適でした。

次の海外旅行は来年1月で、その次は4月に再びLAX空港からテキサスまで皆既日食を見に行く予定です。今回、日食撮影ではいくつか反省点があったので、次回に活かしたいと思います。

旅行で使った費用については、出発前に立てた予算より少しだけ下回りました。

  • 増えた費用:レンタカー(17日間)8万円⇒実際には追加保険に入り12万円
  • 減った費用:ガソリン(150ガロン)12万円⇒実際には78ガロン、5.4万円

これに、食費やチップ、ショーチケット代を加えると、2人で83万円位でした。(買い物やお土産を除く)アメリカの物価については、また別ブログで紹介したいと思います。

今回の旅行日記を読んで頂き、ありがとうございました。まだまだ続きます。

【今回の旅行日記】

1日目(Santa Monicaビーチ)

2日目(Whole Foods、Carpinteria)

3日目(Santa Barbara、UCSB)

4日目(Morro Bay、タイムラプス撮影)

5日目(Lagna Seca, Big Sur)

6日目(17mile Drive、Pebble Beach)

7日目(KernvilleでBBQ、星空撮影)

8日目(Red Rock CliffとWillow Springs)

9日目(Joshua Tree国立公園、大自然の中のYurt宿泊)

10日目(砂丘散歩、Texas Roadhouse)

11日目(ラスベガス)

12日目(Horseshoe Bend, Bird House)

13日目(Monument Valley, Lake Powell)

14日目(金環食、ダート道、Bryce Canyon)

15日目(Bryce Canyon、Las Vegas)

16日目(Texas Roadhouse、Ontario Mills)

17日目(ロサンゼルス空港、旅行費用)

2023アメリカ絶景・金環食旅行12日目(Horseshoe Bend, Bird House)

ラスベガスを8時に出発して、10時にSt. Georgeでコストコ休憩。

途中、I-15はこんな赤い岩壁の間を走ります。

コストコのガソリンは州ごとに統一価格となっていてSt. Georgeのあるユタ州の、1ガロン$3.859がこの旅の最安値でした。(リッターに換算するとレギュラー153円)周りのガソリンスタンドは10-20%高いので、コストコガソリンスタンドはどこも長い列です。

Pageの街に着く前に、Toadstool trailをトレッキング。こんな景色の中を30分ほど歩きます。

↓こんな絶妙なバランスの巨岩が並んでます。(私達が小さく写ってます)

ちなみにToadは「カエル」なのでToadstoolは日本語ではカエルの腰掛けとなるでしょうか。

PageまでのUT-89は、こんな絶景ドライブルートです。

PageのハンプトンインにチェックインしてBird houseで夕食。17時に行きましたが既に混んでます。

この旅のコスパ賞は、こちらのチキンです。$10ちょっとでチキン2ピースとサイドが付きます。外側はパリパリで中はジューシーという日本では食べられない味です。チキンは、ThighやWingなどピース毎にオーダーする形式。

その後、Horseshoe Bendへ。入場は18時までだが、22時までいて良いとのこと。夜は無人になりますが、駐車場は入口と出口が別で出口からは入場できないようになってます。駐車場から10分ほど歩いて、断崖絶壁の上へ。ちょうど日の入りを迎えました。

行った時は多くの人がリムで写真を撮ってましたが、日が沈むと観光客は急に減ってきます。

しばらくすると、周りに誰もいなくなり真っ暗になりました。気温も5度くらいになってきて退散。

今日は以下A~Cまでをドライブしました。

走行285mile 計42008mile
給油 costco st.george 4.932ga@3.859$ 162mile 32.8mpg

2023アメリカ絶景・金環食旅行5日目(Lagna Seca, Big Sur)

5日目の朝は、再びMorro Rockへ。様々な鳥やラッコ、リスに出会えました。

これまでの4日は車に慣れるよう1日の走行距離は100マイル以下に抑えてましがが、今日は200マイル程度の移動となります。とはいえ、カリフォルニアのフリーウェイは制限速度の65マイル(104km)で巡行できるので、移動はあっという間です。

I-101を走行中、Salinas手前で航空ショーをやっていて、飛行機がハートマークを描くのが見れました。

その後、PS5のレーシングシミュレータ「グランツーリスモ7」で良く走っているLagna Seca Racewayへ。

入口で$9(車1台あたり)払うと、自由にサーキット周辺を見学できます。特にイベントが開催されておらず、他には車は走っていません。この↓急坂をのぼって、Corkscrewへ。

丘の上の駐車場からCrokscrewが良く見ました。グランツーリスモで走っているより勾配がきつく感じます。

お土産店があるかなあと思いましたが、イベント開催日ではないせいか、レストラン等も開いてませんでした。

13時にはmonereyに到着。夏の混雑期は終わっているので、Pier上の駐車場も空いてました。駐車場は1時間$1.50単位で事前にチケットを購入してウィンドウに置いておきます(入退場のゲートはありません)。

ランチは、事前にチェックしておいたsandbar grillへ。この写真はピア上で撮っていて、レストランは階段を下った海面沿いにあります。行列でしたが幸い5分程で店内へ。まずはクラムチャウダー、大きなサワードウが一緒に来るので、これだけでお腹いっぱいになります。

メインはエビとサンドイッチ。何とか食べきれました。インフレ中のカリフォルニアでも2人でチップ20%込で$65、ちょうど1万円に収まりました。日本で同じ金額をランチに使ったらより良いものが食べられますが、米国内ではここは大分良心的な値段です。

15時ころ、Carmel Bay View Innにチェックインしてから、夕焼けを見に、Big Surへ。夕焼けの中、Pacific Coast Highwayを走っていると後ろにサイレンを鳴らしたパトカーが!

路肩に寄ったら、猛スピードで追い抜いていきました。そして、Bixby Bridgeに到着。グランツーリスモやっている方は以下の景色に見覚えがあるでしょう。Grand Valley Highwayとして登場するコースです。

Bixby Bridge

夕焼けを見ている人が多く、星景写真撮影中もサンフランシスコ在住のおじいさんに話し掛けられ、カメラのことなどをお話ししました。

誰もいなくなる21時頃まで残って、以下のような天の川タイムラプスが撮れました。

Nikon Z50, Sigma 16mm F1.4, ISO3200 F2.0 10s 374shots

本日走ったのは以下F~G~H~Iです。この辺りは以前夏に来た際は寒くて上着が必要なくらいでしたが、この前後は異常な暖かさで快晴が続いてます。

走行173mile 計40685mile

金環食旅行準備⑥ルートマップ完成

いよいよ来月の金環食旅行の10日前になりました。今回は10/14金環食をはさんで10/1~10/18の米国旅行となります。ホテルもほぼ確定して、17日間で以下3000マイルをドライブします。

前半は運転に慣れていないので1日200マイル以下として、後半は最長400マイルという感じです。ホテルは、基本はロードサードモーテルで費用を抑え16泊で約2,000ドル、食費以外の予算(2人分)は以下のような感じです。ホテルは、1ドル140円以下の頃に予約しておいて良かった。

  • 航空券(NRT-LAX) 20万円
  • レンタカー(17日間、追加保険込)8万円
  • ホテル(16泊)28万円
  • ガソリン(150ガロン)12万円
  • 国立公園年パス 1.2万円

かなり節約しましたが、航空券除いて約50万円(=1日3.2万円)です。ちなみに、今回のルートを含んだ国立公園巡りを2001年にもしています。この時は、米国在住でレンタカー代は掛かっていませんが、宿泊・ガソリン・食費合計で1日100ドルでした。当時は1ドル110円位でしたし、ガソリンもガロン2ドルと今の半分以下。ラスベガスのバイキングも当時はランチ15-20ドル程度でしたが、今は40ドル以上が当たり前となってしまいました。為替レートを入れると3倍になっている感じです。

2001年のルートマップも参考までに置いておきます。

今回は金環食以外にも、いろいろ予定してますが、楽しみなのが周辺に何もない草原で星を見ること。その準備で、日本で撮影した天の川タイムラプスを最後に紹介します。富津市のホテルから撮影したので周辺が明るいですが、日の入から日の出まで12時間の撮影を2分半のタイムラプスにしています。

皆既日食旅行準備②旅行日程とホテル予約

前回、2024年皆既日食を見る場所を気候統計から絞り込んだことを書きました。それに基づき、航空券やホテル予約を少しずつ進めています。2023年金環食の旅行日程は少し失敗してしまったので、今回は日食以外の旅行先も考えて日程を決めました。大谷選手はエンジェルス残留のようだったので、4月にエンジェルススタジアムでの試合に行くことにして(3月末のフォーミュラEを見てから出発)、今回もロサンゼルス入りして日食を見た後にゆっくりロサンゼルスに戻ってくる計画です。前回と同じく、シンガポール航空のセール時期に航空券を探すと、4/3-21の日程で10万円ほどのチケット(予約変更不可)があったので、早速予約。

次にホテル予約ですが、これが既に出遅れた感じでした。観測地は前回書いた通り、テキサス州San Antonio近くのKerrvilleとFredericksburgを計画していたのですが、日食前後の4/7,8は空きはほとんどありません。FredericksburgでAir BnB形式で僅かに空きがあったのですが、1泊50万円以上!

皆既日食帯の端っこにあるJunctionでも1泊20万円以上に高騰してます。(日食以外の日程では、100-200ドル程度なのに)

皆既日食帯に沿って北東に辿ると、もう少し候補があったかもしれませんが、北に上がると晴天率が下がるので、いったんは当初のSan Antonio周辺で探すことにしました。皆既日食帯からは少し外れますが、San Antonioは大都市でホテルが多く通常料金なので、ここをまず押さえました。また、I-10を西に行ったSonoraまで行くと通常料金(100ドル以下)のホテルもあったので、直前までキャンセル無料の安宿も予約。渡米後の天候を見て、どこに泊るか確定しようと思います。

FacebookでSolar Eclipseのグループに参加していますが、皆既日食が見れる地域では色々なお祭りも予定されていて当日は混雑しそうです。観測地候補のKerrvilleでは、街をあげてのお祭りが予定されており、このようなイベントに参加しても良いかなあと思ってます。

日食の前後の旅程は、全米で一番暗い夜空が見られるBig Bend国立公園などもからめてドライブルートを決めていく計画です。

皆既日食旅行準備① 2024年皆既日食を見る場所

2023年金環食の行程はほぼ決まってきましたが、そろそろ2024年皆既日食の計画も立て始めています。CNNなどのマスメディアでも皆既日食のニュースが増えており、金環食より皆既日食の方が注目度が高い雰囲気です。

2024日食は、以下NASAの日食ページでも紹介されているようにメキシコから米国を横切りカナダ東部まで皆既日食が起こります。

Where & When | 2024 Total Eclipse – NASA Solar System Exploration

カナダのモントリオールや米国デトロイト・ダラスといった大都市も含まれているので、注目度が上がるわけです。見る場所を決めるにあたっては、まず天候が第一の絞り込み条件です。日食の天候を調べるには、https://eclipsophile.com/ が便利です。

下図が皆既日食の見える地域の4月の雲量統計です。カナダ方面は80%以上、メキシコ方面は30%以下と大きな違いがあります。

Total Solar Eclipse April 8, 2024 | Eclipsophile

せっかく日本から行くのですから、極力雲量が低いところに行くとすると文句なくメキシコになるのですが、ここは悩みどころです。メキシコ自体は問題ありませんが、観光地ではないのでアクセスが気になります。米国から車でメキシコ入国するのは簡単ですが、米国で借りたレンタカーではメキシコ国内では保険が効きません。以前カリフォルニアに住んでいた際も車ではメキシコに行かない方が良いと言われてました。

メキシコの西海岸で皆既日食が見れるMazatlanという都市は、地球の歩き方で1ページ書かれているリゾート地で良いかなあとも思ったのですが、Mazaltan空港へはメキシコシティからエアロメヒコ航空またはロサンゼルスからアラスカ航空という経路で30時間以上、50万円以上でした。それであれば、レンタカーで晴れを追って自由に動ける米国内の方が良いと考えました。

観測地を選ぶにあたって、https://eclipsophile.com/ の皆既日食帯の雲量グラフを参考にしました(本当にかゆい所に手が届くような親切なサイトです)

Total Solar Eclipse April 8, 2024 | Eclipsophile

米国内では、とにかくメキシコに近い方が雲量が少ないことが分かります。特にメキシコ国境近くのUvaldeから北東に標高が上がる地域で雲量グラフが少し下がってます。

近くにはSan Antonioという大都市があり、私は5年前会議で行った際に運河クルーズなどを楽しんだ思い出があります。San Antonio近くのKerrvilleやFredericksburgでは4分30秒程度の皆既日食が起こるので、この辺りを候補として旅行計画を進めて行こうと思います。

しかし、アメリカ人の皆既日食への期待は大きく(米国内で7年振りの皆既日食)、ホテル探しに難航するのでした。それは次回に。

米国で一番暗い夜空を求めて

前回のブログで、天の川が見える場所について書きました。その後も毎日のようにlight pollution mapで、光害の少ない(=暗い)夜空が見える場所を探してます。米国で一番暗い夜空は、テキサス州のBig Bend国立公園というのを読んだことがあり、調べてみると確かにlight pollution mapではclass1で光害がゼロです。

前々回のブログでは、金環食を見る場所をgooseneck州立公園に決めたことも書きましたが、金環食が見える地帯を辿っていると、ticabooという場所で金環食が見れて、しかもホテルが空いていることが分かりました!この場所は、かなり山奥の場所にポツンとホテルがあるだけで、周囲50kmには何もありません。google viewだとホテル前はこんな感じ(金環食が見える南東方向)。

そして、light pollition mapで、この場所を調べると。

class1で、Big Bendに近い、ほぼ暗闇でした。ここなら、金環食前夜に晴れていれば、最高の星空を見れそうです。ticabooなんて、アメリカ人でも絶対に知らない地名です。日本から初めて訪れた観光客になるかもしれません。