2024アメリカ絶景・皆既日食旅行4日目(マクドナルド天文台、絶景宿)

本日4/6は昨日に続いて朝日を見にホワイトサンズ国立公園へ。7時開門と分かっていたのですが、6:45の日の入り前の景色が見たく6時前にゲートにつきましたが、きっちり7時まで待たされました。。

残念ながら雲が多く朝日は見れませんでしたが昨日とは違った景色をたのしみました。

ホテルに戻りのんびり11時にチェックアウトしテキサス州へ。ハイウェイI-10はElPaso郊外から制限速度が80マイル(128km)になり、サクサク進みます。

車載映像は別途。

テキサス州でよく見るドライブインのLove’sで給油と休憩。ガソリンは最安の3.339ドルでした。燃費も29.7mpgに向上。

山道を1時間ほど走ってテキサス大学のマクドナルド天文台に到着。タイムゾーンをまたいだので、閉館1時間前で日食のビデオなどだけを観賞しました。

そして、Fort Davisのホテルに到着。こんな岩の前のホテルで、食事はついてませんがキッチンで自由に料理ができます。

小さな町で土曜夜でもほとんどレストランはしまってました。こんな感じでバックトゥーザフューチャーの50年代のヒルバレーのようです。

日食の天気は微妙に予報がかわってます。4/6 21時点のECMWFモデルだとKerrvilleやDelRio、EaglePassは全滅で皆既帯の端っこのBradyに少し期待が持てるくらいです。

もう2日目ですが、まだ観測場所を確定できません。明日は、Kerrville, Brady, DelRioそれぞれにアクセスしやすいSonoraに泊まります。

これから岩山バックの星景タイムラプスを撮影しようと思います。日の入りが8:20なので10時近くならないと薄明が終わりません。

2024アメリカ絶景・皆既日食旅行3日目(ホワイトサンズ国立公園)

本日4/5は昨日より早く起きられて、8時にTucsonを出発。途中で立ち寄ったレストエリアは岩に囲まれた絶景でした。

12時過ぎにLas Crucesに到着し、日本未進出のメキシカンChipotoleに。

この写真では何だかわからないですね。メインの具材をステーキにしたブリトー11ドルです。ライスはホワイトかブラウン、ビーンズもブラックとブラウンから、その他サルサや野菜を自由に選べます。六本木のフリホーレスと似たサイズ、味でした。

その後、1時間ドライブしてホワイトサンズ国立公園に到着。マップをもらい映画を見て、夕日まで時間があるのでホテルに先にチェックイン。

ホテルのインテリアはニューメキシコならではの雰囲気でした。

日没2時間前に再度到着。一番先のAlkali trailheadから歩き始めます。思ったより人がいない(というより広い)ので、砂丘を独り占めして写真が撮れます。

太陽が徐々に沈んでいきます。言葉では言い表せない絶景です。タイムラプス撮影。

360度、白い砂とカラフルな空に囲まれて地球とは思えないような景色です。これまで行った20以上のアメリカ国立公園でも一番の夕焼けです。

そして日食まで3日となりました。テキサス南部の天気予報は相変わらず良くありません。以下はECMWFモデルの雲量予報。

これによるとKerrvilleの雲量は77%。他に候補としていたBrady, DelRio, EaglePassの中ではBradyが37%で少し良さそうです。統計では南のほうが晴天率が高いですが、現時点では北側が有力です。皆既帯の中心に行く必要は無いので、端っこでも雲の少ない場所を探したいと思います。

2024年4月皆既日食の直前情報

2024年4日8日、メキシコから北米にかけて皆既日食が見られます。私は4月3日成田を出発して、テキサス州に行き、以下の通りKerrvilleという街を観測地の第一候補としています。

皆既日食旅行準備⑤観測場所選び(その3:確定)

4月3日現在、テキサス州の天気は曇りで天気予報によっては場所を変える予定です。比較的北西の方が雲が少なそうなので、皆既時間は短くなりますがBradyあたりが候補です。この街にはBrady Lakeという貯水池があり、この周辺は遮るものがないので良さそうです。小さな売店があるだけで、トイレが見当たらないのが懸念点です。

アメリカ到着後も、このブログを更新したいと思いますので、またご覧ください。

皆既日食旅行準備⑧天気の心配&DWARF IIテスト

皆既日食まで1週間となりました。私は4月3日に成田を出発するので荷物の準備も始めました。

気になるのは4月8日の日食当日の天候です。以下で書いた通り、私はテキサス州Kerrvilleの駐車場を予約して、ここで日食を見る予定です。

皆既日食旅行準備⑤観測場所選び(その3:確定)

ここを選んだ理由は米国の皆既日食帯の中で一番晴天率が高かったからなのですが、1週間前の天気予報は芳しくありません。気象モデルGFSだと当日の雲量は100%予報で絶望的です。

私が一番信頼している気象モデルECMWFでも雲の形は違いますが、99%雲量です。

ですので、バックアッププランとして、Kerrville以外の場所で見る準備も始めました。上記ECMWFモデル上で、Kerrvilleの西側で雲が無いDel Rio、またさらに南下したEagle Passも候補です。本当はメキシコまで行きたいところですが、レンタカーや治安の懸念があります。

Del Rioは皆既時間は少し短くなりますが、4月7日に宿泊しているSonoraから90マイルです。Eagle Passは皆既帯中心になりますがSonoraからは147マイルと遠くなります。

日食が終わった後の渋滞も読めないので、現時点では4月8日のホテルはKerrville、San Antonio、Del Rio、Eagle Passに確保しています。この時期になって、悪天候予報が影響しているせいか、ホテルはまともな料金(100-200ドル)で予約できるようになってきました。

Del Rioだとホテル近くのWalmart、Eagle Passだとホテル近くのHEBかMaverick公園で見る計画です。

また、厚い雲を通して日食を観測する可能性も出てきたので、ちょうど雲がかかった夕焼けでテスト撮影もしてみました。

動きがある雲に合わせて露出を変えるのは困難なので露出AUTOを使いたいのですが、DWARF IIで太陽を露出AUTOで撮ると露出オーバーとなるのでマニュアル設定となるのがネックでした。しかし、本日操作している中で、BrightnessとContrastを変えると適正な露出になることが分かりました。今は黒点が無いのでマニュアルピント合わせが難しいのですが、AUTOフォーカスでもいけそうです。

DWARF IIは3時間の連続撮影ができ約24GBのファイル出力になることも確認できたので、第一接触から自動追尾、露出AUTOでノータッチで3時間撮影することにしました。皆既時間帯だけNDフィルターを外すのを忘れないようにしたいと思います。

と、これを書いている4月1日の夜になって、ECMWFモデルを見たらKerrvilleの雲量が13%予報に改善してました。渡米後もこまめにチェックする必要がありそうです。

皆既日食旅行準備④観測場所選び(その2)

前回、渋滞を避けた観測場所の候補をいくつか挙げました。情報を集めて再検討した経緯をまとめておきます。

まず、当初の予定地であったKerrvilleは、以下の大々的なお祭りが開かれます。

このFestivalが開かれるLouise Hays Park周辺は大混雑が予想される(離れた駐車場から循環バスも運行される)ので、少し離れた公園をいくつかピックアップしました。その1つのShreiner Parkでは以下の通り、日食前後の4月5日~9日は(キャンプサイト等を予約してない場合)公園への入場禁止がアナウンスされてます。

ということで、Kerrvile周辺の公園はルール上は入れない、または混雑で入れない可能性が高いので、他を探すことにしました。開けていて、長時間滞在できて、トイレがある(妻も一緒なので)という条件だと、やはり公園が一番安心です。

①Kerville. Louise Hays Park⇒混雑予想のためNG
②Kerville, Shreiner Park⇒混雑予想のためNG
③Rio Frio, Garner State Park 
④Utopia, Utopia Park
⑤Bandera, Bandera City Park

③はState Parkということでキャビンやテントサイトもある大きな公園です。以下の通り、100カ所以上のサイトがありますが、日食当日は既に空きはありません。Day Useは先着順で、空きが無ければ入場もできないということで、入れる可能性は低そうです。

④のUtopia Parkは、人口211人のUtopiaにある小さな公園ですが、メールで問い合わせしたところ、Day Useは当日先着順で予約はできないということ。こんな小さな街に人が集まる可能性は低いので、候補として残しておきます。

⑤のBandera Parkは、人口839人のBanderaにある公園というより広場ですが、トイレがあることは確認できました。このBanderaは日食後の4/8にAir BnBの宿を予約できているので、こちらも候補にしておきます。Banderaは皆既日食帯の中心からは外れてますが、皆既継続は4分4秒と結構長いです。

で、ここで気づいたのですが、皆既日食帯の中心から外れても皆既継続時間は長いのです。これまで皆既日食帯の中心に行くことを考えてましたが、あまりこだわる必要は無いことが分かりました。

例えば、日食前日の4月7日はSan Antonioの西側にホテルを予約済ですが、ここでも2分30秒継続することが分かりました。これなら、レイトチェックアウトしてホテル前で見るか、ホテル近くの公園等で見れば、渋滞やトイレの心配もいらないですね。前日のリハーサルもできますし。

現時点では、これらの候補選びまでとしておいて、引き続きホテルの空き状況を確認した上で観測場所の候補を決めたいと思います。

皆既日食旅行準備① 2024年皆既日食を見る場所

2023年金環食の行程はほぼ決まってきましたが、そろそろ2024年皆既日食の計画も立て始めています。CNNなどのマスメディアでも皆既日食のニュースが増えており、金環食より皆既日食の方が注目度が高い雰囲気です。

2024日食は、以下NASAの日食ページでも紹介されているようにメキシコから米国を横切りカナダ東部まで皆既日食が起こります。

Where & When | 2024 Total Eclipse – NASA Solar System Exploration

カナダのモントリオールや米国デトロイト・ダラスといった大都市も含まれているので、注目度が上がるわけです。見る場所を決めるにあたっては、まず天候が第一の絞り込み条件です。日食の天候を調べるには、https://eclipsophile.com/ が便利です。

下図が皆既日食の見える地域の4月の雲量統計です。カナダ方面は80%以上、メキシコ方面は30%以下と大きな違いがあります。

Total Solar Eclipse April 8, 2024 | Eclipsophile

せっかく日本から行くのですから、極力雲量が低いところに行くとすると文句なくメキシコになるのですが、ここは悩みどころです。メキシコ自体は問題ありませんが、観光地ではないのでアクセスが気になります。米国から車でメキシコ入国するのは簡単ですが、米国で借りたレンタカーではメキシコ国内では保険が効きません。以前カリフォルニアに住んでいた際も車ではメキシコに行かない方が良いと言われてました。

メキシコの西海岸で皆既日食が見れるMazatlanという都市は、地球の歩き方で1ページ書かれているリゾート地で良いかなあとも思ったのですが、Mazaltan空港へはメキシコシティからエアロメヒコ航空またはロサンゼルスからアラスカ航空という経路で30時間以上、50万円以上でした。それであれば、レンタカーで晴れを追って自由に動ける米国内の方が良いと考えました。

観測地を選ぶにあたって、https://eclipsophile.com/ の皆既日食帯の雲量グラフを参考にしました(本当にかゆい所に手が届くような親切なサイトです)

Total Solar Eclipse April 8, 2024 | Eclipsophile

米国内では、とにかくメキシコに近い方が雲量が少ないことが分かります。特にメキシコ国境近くのUvaldeから北東に標高が上がる地域で雲量グラフが少し下がってます。

近くにはSan Antonioという大都市があり、私は5年前会議で行った際に運河クルーズなどを楽しんだ思い出があります。San Antonio近くのKerrvilleやFredericksburgでは4分30秒程度の皆既日食が起こるので、この辺りを候補として旅行計画を進めて行こうと思います。

しかし、アメリカ人の皆既日食への期待は大きく(米国内で7年振りの皆既日食)、ホテル探しに難航するのでした。それは次回に。

金環食旅行準備④観測地決定&日程の失敗

前回の投稿から1ヵ月以上経ってしまいましたが、ホテル予約やカメラ機材準備などは着々と進めています。

金環食を見る場所については、前回書いた通りモニュメントバレー周辺でGoogle Earthなどを使って詳細な場所を探しました。I-163のForest Gump Pointも良いと思ったのですが、当日は車の行き来は多そうで路肩も広くないので、三脚を立てて撮影するのは少し落ち着かない感じです。結果として、グースネックス州立公園(Goosenecks State Park)に決めました。ここでは、ほぼ最長の4分35秒以上金環食が継続します。

ここは、日本のガイドブック等には全く乗っておらず、ユタ州のホームページなどでも少し紹介されている程度です。車あたり$5の入場料がかかりますが、何も施設はなく(駐車場のみ)、以下の写真のような景色が見えるようです。また、この辺りは晴天率がかなり高く乾燥しているので、金環食も良く見えそうです。

ホテルも調べていますが、金環食前日の10/13(金)のモニュメントバレー周辺は既に全て満室です。既に仮予約したGrand JunctionのKOA Campgroundはモニュメントバレーまで4時間30分かかるので、もう少し近くに泊りたいところです。(日食開始は9時過ぎ)

Travelocityで調べて、モニュメントバレーから車で約50分のBlandingで1泊127$、評価4.8/5のホテルを見つけて予約しました。ここなら、Complimentary breakfastを食べてから出発して、間に合います。

ちなみにKOAは$10の手数料を払ってキャンセルしました。ネットではキャンセルできず、現地に電話でお願いする必要があるのが少し手間でした。


で、ここまでは準備が進んだことですが、旅程を決めていく中で大きな失敗もしてしまいました。以前も書いた通り、今回は日食の他にも以下を予定していました。

  • アナハイムエンジェルスの試合を見に行く(可能なら大谷翔平を見たい)
  • 母校であるUCSB(カリフォルニア大学サンタバーバラ校)を訪問する
  • グランツーリスモ7で走っているコースに行く(Willow Springs、Lagna Seca、Gran Valley Highway1)
  • Las Vegasの知人に会いに行く
  • 以前米国国立公園巡りで行けなかったAntelope Cayonに行く

全てを実現できるように旅程を決めていき、10/1LAX着、10/17LAX発としました。エンジェルスの最終戦は10/1本拠地で開催されることは調べていたので、10/1LAX空港からアナハイムに向かう予定でした。ところが、試合チケットを予約しようとしたら、何とこの日はデーゲーム!飛行機が13時に着くので、12時開始の試合はどう頑張っても見れません。格安航空券で、日程変更やキャンセルはできない(返金無)なので、策がありません。エンジェルスの帽子をメルカリで買ったりして盛り上がっていたのですが、あきらめざるを得ません。。。

次回以降、ドライブルートなどを紹介していきます。

金環食旅行準備① 金環食をどこで見るか

2023年10月14日の金環食を見に行こうと思い立ちました。まずは、どこで見るかです。

この金環食は、米国からメキシコ、パナマ、コロンビア、ブラジルの広い地域で見ることができます。メキシコはカンクン近くで、カンクン観光も兼ねていくのも魅力的だったのですが、やはり一番行きやすい米国で場所を選定します。参考にしたのは以下のサイトです。

NASAの記事:観測方法や観測マップなど包括的に書いてあります。

GreatAmericanEclipse:世界各地での観測ポイントマップがあります。

(GreatAmericanEclipseの画像をトリミング)

これを見ると、私が過去に旅行した以下の場所で金環食が見れることが分かりました。

  • オレゴン州 Eugene(2001年観光で)
  • ユタ州 Capitol Reef 国立公園(2001年観光で)
  • ユタ州 Monument Valley(これまで数回観光で)
  • テキサス州 San Antonio(2018年会議で)

この中だと、晴天率が高いのはCapitol ReefとMonument Valleyで、どちらも赤茶けた岩山周辺で見る金環食は想像しただけでワクワクします。Capitol ReefとMonument Valleyの間は、車で4時間ほどで行ける距離なので、渡米後の天気を見て変更可能ですが、まずはMonument Valleyを第一候補として旅行プランを立てることにしました。

米国国立公園のページ Capitol Reef紹介

Navaho Nationのページ Monument Valley紹介

次は、旅行プランの計画です。

2023年の旅行日記&2024年の日食情報

2023年のアメリカ絶景・日食旅行は、10月1日から18日までロサンゼルスから西海岸沿いのドライブ、山間部での天の川、国立公園の絶景などを楽しみました。

17日間の総集編の動画は以下です。48分間ありますので、チャプターから見たいシーンを選択下さい。

2024年 4月 8日(月)の皆既日食は、以下の通り米国東部~南部で見れます。私は4月3日~22日の日程でアメリカ南部をドライブしながら日食や国立公園を見に行きます。