皆既日食まで1週間となりました。私は4月3日に成田を出発するので荷物の準備も始めました。
気になるのは4月8日の日食当日の天候です。以下で書いた通り、私はテキサス州Kerrvilleの駐車場を予約して、ここで日食を見る予定です。
皆既日食旅行準備⑤観測場所選び(その3:確定)
ここを選んだ理由は米国の皆既日食帯の中で一番晴天率が高かったからなのですが、1週間前の天気予報は芳しくありません。気象モデルGFSだと当日の雲量は100%予報で絶望的です。
私が一番信頼している気象モデルECMWFでも雲の形は違いますが、99%雲量です。
ですので、バックアッププランとして、Kerrville以外の場所で見る準備も始めました。上記ECMWFモデル上で、Kerrvilleの西側で雲が無いDel Rio、またさらに南下したEagle Passも候補です。本当はメキシコまで行きたいところですが、レンタカーや治安の懸念があります。
Del Rioは皆既時間は少し短くなりますが、4月7日に宿泊しているSonoraから90マイルです。Eagle Passは皆既帯中心になりますがSonoraからは147マイルと遠くなります。
日食が終わった後の渋滞も読めないので、現時点では4月8日のホテルはKerrville、San Antonio、Del Rio、Eagle Passに確保しています。この時期になって、悪天候予報が影響しているせいか、ホテルはまともな料金(100-200ドル)で予約できるようになってきました。
Del Rioだとホテル近くのWalmart、Eagle Passだとホテル近くのHEBかMaverick公園で見る計画です。
また、厚い雲を通して日食を観測する可能性も出てきたので、ちょうど雲がかかった夕焼けでテスト撮影もしてみました。
動きがある雲に合わせて露出を変えるのは困難なので露出AUTOを使いたいのですが、DWARF IIで太陽を露出AUTOで撮ると露出オーバーとなるのでマニュアル設定となるのがネックでした。しかし、本日操作している中で、BrightnessとContrastを変えると適正な露出になることが分かりました。今は黒点が無いのでマニュアルピント合わせが難しいのですが、AUTOフォーカスでもいけそうです。
DWARF IIは3時間の連続撮影ができ約24GBのファイル出力になることも確認できたので、第一接触から自動追尾、露出AUTOでノータッチで3時間撮影することにしました。皆既時間帯だけNDフィルターを外すのを忘れないようにしたいと思います。
と、これを書いている4月1日の夜になって、ECMWFモデルを見たらKerrvilleの雲量が13%予報に改善してました。渡米後もこまめにチェックする必要がありそうです。