金環食旅行準備③ 金環食を見るロケーション

旅行全体ルートがだいたい決まったので、まず一番大切な金環食を見るロケーションを確定させて、ホテルを予約したいと思います。金環食の観測地をあらためて、GreatAmericanEclipseで確認します。

金環食の継続時間は、キャピトルリーフ国立公園が4分30秒、モニュメントバレーが4分15秒です。

周辺を見てみると、ニューメキシコ州の最大の都市アルバカーキは帯の中心で、4分40秒以上続きます。アルバカーキは行ったことが無いですが、昔懐かし「アメリカ横断ウルトラクイズ」のバラマキクイズが行われた場所ですね。

私はMonument Valleyが好きで、これまで何回か行っている位なので、今回の観測地はMonument Valleyに設定します。近くに、フォレストガンプが走ったForest Gump Point ↓もあり、ここは4分30秒以上継続するので、こちらに行ってもいいかなと思ってます。

Forest Gump point

ここを中心にホテルを探しますが、予想通り金環食の前日はほとんど空室ありません。モニュメントバレーの中にあるThe View Hotelは、金環食の前日は空無し、当日は$329が1部屋空いてました。ここは、金環食前後でも同一価格なのがいいです。周辺のホテルは、ダイナミックプライシングで金環食前日は料金が一時的に上がっている所もありました。

私は以前国立公園を旅行した時は、KOA Campgroundsというキャンプ場のログキャビンに10か所ほど泊ってました。ログキャビンの中にベッドがあるだけですが、安価で気軽に使えて、大自然の中にいる雰囲気を楽しめます。リネンは無いので寝袋持参で、BBQセットも設定されている所と無い所があり、快適という感じではないですが、キャンプ経験の無い妻もそれなりに気に入ってくれました。

ただ、今回の観測地の近くにあるKOAはRVやキャンピングカー向けのサイトのみでログキャビンが無いものばかりでした。早めに確保しないとホテルも無くなってしまう可能性があるので、とりあえずRichfield KOA(キャピトルリーフから1時間20分)とGrand Junction KOA(モニュメントバレーから4時間30分)を抑えておきました。KOAは$10でキャンセル可能なのですが、Webでは受け付けておらず、キャンセルは現地に電話する必要があるのが面倒なところです。Grand Junctionは遠すぎるので、良いホテルが見つかったらキャンセルする予定です。

金環食旅行準備② ドライブルート

前回のブログで、Monument Valleyから金環食を見ることに仮決めしたことを書きました。次に、米国滞在の日程と行程について決めてきたいと思います。

せっかく行くので、日食以外でもやりたい事をリスト化してみました。

  • アナハイムエンジェルスの試合を見に行く(可能なら大谷翔平を見たい)
  • 母校であるUCSB(カリフォルニア大学サンタバーバラ校)を訪問する
  • グランツーリスモ7で走っているコースに行く(Willow Springs、Lagna Seca、Gran Valley Highway1)
  • Las Vegasの知人に会いに行く
  • 以前米国国立公園巡りで行けなかったAntelope Cayonに行く

これらをGoogle Mapに落とすと、以下のようになりました(青いピン)。ざっと南北500km、東西1000km程度の範囲です。

私は20年以上前に、米国西部の国立公園を25か所回った際は、この範囲の5倍程度を25日間で10,000km走行しました。当時もマップ上に行く先を落として計画を立てたのですが、日本で北海道をドライブする以上に距離があり、国立公園間の移動に時間を費やしてしまいました。米国は、モンタナ州の速度無制限地域などを除いて、スピード違反は日本より厳しく、当時は1日ずっと運転しても最長で400マイル(640km)くらいだった記憶があります。途中立ち寄りながらドライブするなら、最大でも1日250マイル(400km)程度にする方が楽しめます。

で、ここからGoogle Mapでドライブルートと所要時間を出そうと思ったのですが、なかなか1か所だけドライブルートが繋がりません。サンタバーバラからHighway1を北上して、San Luis ObispoからCarmelまで、グランツーリスモのコースのGran Valley Highway1を走ろうと思っていたのですが、海沿いのHighway1を走らず、101経由でCarmelに行くルートになってしまいます。良く調べてみたら、Highway1は通行止めのようで、Googleはちゃんと迂回ルートを出してくれていたのでした。

Google MapのDriving Directionは、10か所程度の行先しか設定できないので、行程を3分割してドライブルートを表示してみました。

まずは、①ロサンゼルスからカーメルまで(748km、8時間15分)。

↓②カーメルからモニュメントバレー(金環食観測地)まで(1760km、17時間29分)

↓③モニュメントバレーからロサンゼルスまで(1358km、13時間25分)。

トータルで約3800km、運転時間が約40時間となりました。他にも寄りたいところはありますが、まずこれをベースに、日程やホテルを決めていきたいと思います。1日400km程度だとすると、これだけで10日間必要になります。

金環食旅行準備① 金環食をどこで見るか

2023年10月14日の金環食を見に行こうと思い立ちました。まずは、どこで見るかです。

この金環食は、米国からメキシコ、パナマ、コロンビア、ブラジルの広い地域で見ることができます。メキシコはカンクン近くで、カンクン観光も兼ねていくのも魅力的だったのですが、やはり一番行きやすい米国で場所を選定します。参考にしたのは以下のサイトです。

NASAの記事:観測方法や観測マップなど包括的に書いてあります。

GreatAmericanEclipse:世界各地での観測ポイントマップがあります。

(GreatAmericanEclipseの画像をトリミング)

これを見ると、私が過去に旅行した以下の場所で金環食が見れることが分かりました。

  • オレゴン州 Eugene(2001年観光で)
  • ユタ州 Capitol Reef 国立公園(2001年観光で)
  • ユタ州 Monument Valley(これまで数回観光で)
  • テキサス州 San Antonio(2018年会議で)

この中だと、晴天率が高いのはCapitol ReefとMonument Valleyで、どちらも赤茶けた岩山周辺で見る金環食は想像しただけでワクワクします。Capitol ReefとMonument Valleyの間は、車で4時間ほどで行ける距離なので、渡米後の天気を見て変更可能ですが、まずはMonument Valleyを第一候補として旅行プランを立てることにしました。

米国国立公園のページ Capitol Reef紹介

Navaho Nationのページ Monument Valley紹介

次は、旅行プランの計画です。