米国でのレンタカーを安く便利に(Hertz Gold Plus)

今回は、米国でレンタカーを便利に安く借りる方法について紹介します。
1.Gold Plus会員になるには?、登録の注意点
2.さらに上級会員になるには?、登録の注意点

前回2023年10月の旅行ではロサンゼルスで17日間レンタカーを借りました。Travelocityで一番安かったFOXレンタカーを使ったのですが、借りたカムリは4万マイル以上走っていて傷も多く、安いなりという感じでした。

過去にはHertzで何度か借りましたが、カウンターが混んでるというイメージが残っており、大手の安心感(車も新しい)はありましたが、何となく避けてました。私と同じ時期にHertzを使った友人からも並んだ話を聞いたのですが、その際に列に並ばない人がいることを聞いて、Hertz Gold Plusのことを思い出しました。これに会員登録すると以下画像の通り、列に並ばずに直接レンタカーに行って、キーを回せばすぐに出発できます。(駐車場出口で免許証などを確認されます)

Hertzホームページより                  

この会員登録はHertzのホームページで以下の入力をするだけです。

Hertzホームページより 

注意点:この画面でクレジットカード番号を入力しますが、私がVisaカードを入力したところ、デビットカードと認識され会員登録できませんでした(2枚のVisaともダメでした)。American Expressだと、問題なく会員登録できました。クレジットカードは後で変更できるので、まずは色々なクレジットカードを試されることをオススメします。

この通常のGold Plusより、さらに特典が増えた上級会員もあります。

Hertzホームページより 

とは言え、上級会員になる条件である「年間10回や2000ドル」はハードルが高いですよね。ここで、日本で持っているクレジットカードが役に立ちます。色々なクレジットカードで、この上級会員になる特典が付帯しているものがあります。私の場合は、以下の三井住友カードを持っていたので、入会と同時にFive Starになることができました。(以下の対象カードに含まれていなくても、三井住友カードの優待番号を入力することで特典料金が利用可能です)

三井住友カードホームページより

注意点:上記Five Starになるためには会員登録の際に、優待番号(CDP)を入力する必要があり、その優待番号は三井住友カードに資料請求しないともらえません。また、会員登録後にすぐFive Starにはならず(ホームページに記載あり)、私の場合はHertzに連絡して即日Five Starにしてもらいました。

この上級会員になると使える特典が「Ultimate Choice」です。

Hertzホームページより 
 

Hertzの駐車場で、指定された区画にある多くの車種の中から好きな車種を選んで、そのまま出発できるというものです(通常会員の場合は、車が事前に指定されている)。車好きには堪らないですよね~。4月にロサンゼルスでどのような車種があるか見てきます。

また、以下のような特典もあります。

  • 特別優待料金で予約可能
  • 1ドルごとにポイントが貯まり、950ポイントで1日レンタル無料などに利用可能

優待料金については、私がTravelocityやTrip.comで探した複数レンタカー会社より安い料金が出てきました(米国19日間スタンダードクラスで700ドル)。ポイントについては、950ドル使って1日レンタル無料($50ドル程度)なので、おまけ程度ですね。

以上、備忘録的に書きましたが、実際に借りた感想なども後ほど追記しますので、またご覧ください。

皆既日食旅行準備④観測場所選び(その2)

前回、渋滞を避けた観測場所の候補をいくつか挙げました。情報を集めて再検討した経緯をまとめておきます。

まず、当初の予定地であったKerrvilleは、以下の大々的なお祭りが開かれます。

このFestivalが開かれるLouise Hays Park周辺は大混雑が予想される(離れた駐車場から循環バスも運行される)ので、少し離れた公園をいくつかピックアップしました。その1つのShreiner Parkでは以下の通り、日食前後の4月5日~9日は(キャンプサイト等を予約してない場合)公園への入場禁止がアナウンスされてます。

ということで、Kerrvile周辺の公園はルール上は入れない、または混雑で入れない可能性が高いので、他を探すことにしました。開けていて、長時間滞在できて、トイレがある(妻も一緒なので)という条件だと、やはり公園が一番安心です。

①Kerville. Louise Hays Park⇒混雑予想のためNG
②Kerville, Shreiner Park⇒混雑予想のためNG
③Rio Frio, Garner State Park 
④Utopia, Utopia Park
⑤Bandera, Bandera City Park

③はState Parkということでキャビンやテントサイトもある大きな公園です。以下の通り、100カ所以上のサイトがありますが、日食当日は既に空きはありません。Day Useは先着順で、空きが無ければ入場もできないということで、入れる可能性は低そうです。

④のUtopia Parkは、人口211人のUtopiaにある小さな公園ですが、メールで問い合わせしたところ、Day Useは当日先着順で予約はできないということ。こんな小さな街に人が集まる可能性は低いので、候補として残しておきます。

⑤のBandera Parkは、人口839人のBanderaにある公園というより広場ですが、トイレがあることは確認できました。このBanderaは日食後の4/8にAir BnBの宿を予約できているので、こちらも候補にしておきます。Banderaは皆既日食帯の中心からは外れてますが、皆既継続は4分4秒と結構長いです。

で、ここで気づいたのですが、皆既日食帯の中心から外れても皆既継続時間は長いのです。これまで皆既日食帯の中心に行くことを考えてましたが、あまりこだわる必要は無いことが分かりました。

例えば、日食前日の4月7日はSan Antonioの西側にホテルを予約済ですが、ここでも2分30秒継続することが分かりました。これなら、レイトチェックアウトしてホテル前で見るか、ホテル近くの公園等で見れば、渋滞やトイレの心配もいらないですね。前日のリハーサルもできますし。

現時点では、これらの候補選びまでとしておいて、引き続きホテルの空き状況を確認した上で観測場所の候補を決めたいと思います。

皆既日食旅行準備③ 混雑を避けた観測場所選び

2024年4月の皆既日食を見る場所は、晴天率の高いテキサス州にしたことを、以下ブログで半年以上前に書きました。

皆既日食旅行準備① 2024年皆既日食を見る場所

その後、皆既日食帯のホテルが高騰していて、日食帯からは少し離れたホテルを予約したことを書きました。

皆既日食旅行準備②旅行日程とホテル予約

いよいよ、日食まで3か月を切り、ホテルとドライブルートを決めていきます。米国の記事を読むと、今回の皆既日食は大きなニュースとして取り上げられており、昨年の金環食とは規模が違う天体イベントであることが分かります。

GreatAmericanEclipse.comによると、当日はテキサス州に18万~72万人が訪れると予測されてます。

出典:GreatAmericanEclipse.com

私は当初、San Antonioの西側のKerrvilleで観測しようと考えてましたが、ここはSan Antonioからハイウェイアクセスが良く、またNASAがリアルタイム中継する拠点ということで、かなり多くの人が集まりそうです。以下は、同じくGreatAmericanEclipse.comの各都市への訪問者予測です。

出典:GreatAmericanEclipse.com

観測地選定にあたって、主に以下の選択肢を検討してます。

①皆既日食帯中心(Kerrville, Fredericksburg)に宿泊してホテル近くで観測

 ○観測地を下見して早めに準備可能

 ×ホテルが高い($500以上)

②4/7日食帯の外(西側)のSonoraに宿泊、皆既日食帯Kerrvilleで観測後、東側のSan Antonioに移動

 ○既に4/7Sonora、4/8San Antonioにホテル確保済($100程度)

 ×行き・帰りとも(特に帰り)渋滞にはまる可能性高

③4/7日食帯の外(西側)のSonoraに宿泊、皆既日食帯Uvaldeで観測後、南側のCrystal Cityに移動

 ○既に4/7Sonora、4/8Crystal Cityにホテル確保済($100程度)

 ×皆既日食帯の中心に街が無く、少し離れたUvalde付近で観測か

当初は①については、皆既日食帯中心のホテルは空きがないか、とんでもなく高い(1泊20万円以上)だったのが、本日(1/10)見たら$500台のホテルが出てきました。とは言え、このホテルは1週間後は$100以下なので、かなりRip-offされてます。

しばらく待つと、もう少し料金が下がるかもしれないので、一旦①は見送ります。

②は、当日朝早くsonoraを出れば開始までにKerrvilleに到着しそうですが、日食後にSan Antonioへ行くのは大渋滞しそうです。幸いSan Antonioのホテルは中心より西側に取れているのでI-10が渋滞ならBandera経由で下道で行く逃げ道はあります。

③は、日食後の渋滞は避けられそうですが、Crystal Cityは何も無い街で、そのためにわざわざ1泊するのは無駄な気もしてます。(翌日はSan Antonioを観光予定) 日食帯の中心は何もない道沿いになるので、トイレなどが少し心配です。少し南下して、UvaldeのH-E-Bか、Walmartの駐車場なら、キャパもありそうですし、何かあればトイレや食料調達もできるの安心な気がします。ただ、駐車場がとれくらい混むかが読めないところです。

(参考:周辺都市の人口)

  • San Antonio:145万人
  • Fredericksburg:2.8万人
  • Kerrville:2.4万人
  • Uvalde:1.5万人
  • Sonora:0.2万人

やはり、San AntonioからKerrvilleには大勢の人が来そうです。案②は当日夜にSan Antonioまで行きつかない可能性があるので避けた方が良さそうな気がしてきました。

新しい撮影機材(DWARF II)

2023年10月14日の金環食は、天候に恵まれて良く見えました。こちらに乗せた写真や動画はNikon Z30+Nikkor 50-250mmで撮影したものをトリミングして拡大しています。250mm(35mm換算で375mm)では、垂直画角が3.6度なので、縦方向で1/7程度の大きさになってしまいます。もう少し長いレンズが欲しいと思っていたところ、2023年夏にDwarfIIというスマート望遠鏡が発表され、望遠焦点距離が675mm(35mm換算)ということで衝動的にポチってしまいました。

DWARF II クラウドファンディング

ただ、これはクラウドファンディングの製品なので、12月中旬にやっと手元に届きました。

年末にまず太陽を撮影。垂直画角が2度なので以下のように縦方向で1/4の大きさになります。皆既日食でコロナも撮影する場合には、ちょうど良い画角になりそうです。また2分ほど追尾しましたが、ブレはありませんでした。三脚を水平(3度以内)にセットするだけで、追尾してくれるのでお手軽です。

撮影準備として、「日食の観測と撮影」という本で画角や露出の勉強を始めました。こちらは、また別ブログで詳しく。

年末に山梨に行った際に、市街地で星空の撮影もしてみました。三脚を水平にセットして、スマートフォンに接続してメニューからCalibrationを選択すると、自動的に星空を撮影して現在位置や時間から星の動きを追尾できるようになります。スマートフォンに惑星やメシエ天体のデータが入っており、目標を選択するだけで視野の中心に天体が自動導入され、追尾が始まります。撮影は、露出時間とゲイン、スタックする枚数を選択すると、こちらも自動的に比較明合成された画像がリアルタイムで見れます。

以下は15秒露出を50-100枚スタックした画像をコントラストや彩度調整したものです。(トリミングはしてません)

まずは冬の有名なメシエ天体からM31、M33、M45。中学生のころ、赤道儀を極軸を一生懸命合わせて、ASA400フィルムで何十分も目視で微動ハンドルを回しながら撮影した頃の努力がワンタッチでで実現できてしまいます。

次に、淡い天体、NGC1499カリフォルニア星雲とNGC7000北アメリカ星雲に挑戦。こちらは、水素由来Hα線を通すフィルターを通さないとはっきりは写りませんでした。フィルター沼にはまらないよう一旦ここで止めておきます。

皆既日食本番までには、昼間の太陽でフィルタ交換や露出調整の練習をしておこうと思います。